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日本のお辞儀の基本:なぜお辞儀をするのか
2025/10/03

3つのお辞儀のタイプと使い分け
お辞儀は、体を前に傾ける角度によって、大きく3つの種類に分けられます。それぞれの角度には、相手への敬意の深さが表れています。
1. 会釈(えしゃく) (約15度)
- 角度: 約15度(軽く頭を下げる程度)
- 使い方:
- 日常のあいさつ: 職場で朝「おはようございます」と言うときや、廊下で知っている人と軽くすれ違うときなど、最も軽いあいさつに使います。
- すばやく、軽い気持ちで敬意を示すときに使います。
2. 敬礼(けいれい) または 普通礼(ふつうれい) (約30度)
- 角度: 約30度(上半身を半分くらい傾ける)
- 使い方:
- 一般的なあいさつ: お客様を迎えたり、送ったりするとき。上司や先輩にあいさつするときなど、丁寧にあいさつしたいときに使います。
- 仕事の場でよく使われる、標準的なお辞儀です。
3. 最敬礼(さいけいれい) (約45度〜90度)
- 角度: 約45度から90度(深く、腰から頭を下げる)
- 使い方:
- 深い感謝: 相手に心から感謝の気持ちを伝えたいとき。
- 心からのお詫び: 大きなミスをして、相手に深く謝罪するとき。
- 特別な敬意: とても偉い人や大切なお客様に、最大限の敬意を表すとき。
- 最も丁寧な、特別な場面のお辞儀です。
きれいなお辞儀のポイント
お辞儀をするときは、次のことに注意すると、より気持ちが伝わる、きれいな動作になります。
| ポイント | 説明 |
| 背筋 | 常に背筋(せすじ)をまっすぐ伸ばします。腰から体を折るように前に傾けます。頭だけを下げてはいけません。 |
| 手 | 男性は体の横(ズボンの縫い目あたり)に自然に下ろします。女性は体の前で指先をそろえて重ねる(重ねた手を体の前に置く)ことが多いです。 |
| 目線 | 傾ける前に、まず相手の目を見て、それから体を倒すときに、床の少し前を見ます。体を起こすときに、もう一度相手を見ます。 |
| スピード | 体を倒すときは少しゆっくり、止まるときは一瞬止めて、起こすときは倒すときよりも少し速くします。(倒す:2秒、止める:1秒、起こす:1秒くらいのイメージです) |
重要な注意点: お辞儀をしている間は、言葉を言わないのが基本です。例えば、「ありがとうございます」と言うとき、言葉を言い終わってから、体をお辞儀の角度に傾けます。言葉とお辞儀を同時にすると、少し雑(ざつ)な印象になります。
もし、日本で仕事をする機会があれば、この3つのタイプのお辞儀を覚えて、使い分けられるように練習してみてください。